「夜食、作ったほうがいい?」と迷ったら――受験生の食事サポートで、親が本当に大事にしたい3つのこと

「夜食、作ったほうがいいのかな」「ちゃんと栄養を摂らせなきゃ」――受験生のお子さんを持つと、食事のことが急に気になりはじめる親御さんは多いです。この記事は、勉強そのものは見てあげられないぶん、せめて食事で支えたいと感じている保護者の方に向けて、力を入れる場所と、抜いていい場所を一緒に考えるためのものです。

食事は、親が子どものために「直接できる数少ないこと」のひとつです。だからこそ気合いが入りやすく、同時に「これでいいのかな」と不安にもなりやすい。まずは肩の力を少しだけ抜くところから始めてみませんか。

「ちゃんと食べさせなきゃ」と力む前に

「ちゃんと食べさせなきゃ」と力む前に

受験期だからといって、特別な料理やサプリメントが必要になるわけではありません。脳がしっかり働くために大事なのは、毎日の食事でエネルギーと栄養がそこそこ整っていること。ごはんやパンなどの主食、たんぱく質、野菜が一日の中でゆるやかにそろっていれば、それで十分というご家庭がほとんどです。

「品数を増やさなきゃ」「手の込んだものを」と考えはじめると、作る側が疲れてしまい、かえって続きません。続けられることのほうが、一回の豪華さよりずっと子どもの支えになります。完璧を目指すより、いつものごはんを淡々と用意し続けられる状態を保つ、という考え方もあります。

夜食は「作る・作らない」より「重くしない」

夜食は「作る・作らない」より「重くしない」

遅くまで起きて勉強する子を見ると、何か食べさせたほうがいいのか迷いますよね。夜食は必ず作らなければいけないものではありませんが、お腹が空いて集中できないようなら、軽いもので十分です。消化に時間のかかる脂っこいものや量の多い食事は、かえって眠気やだるさにつながることがあります。

おにぎりやスープ、温かい飲み物、果物など、胃に重くないものを「食べたかったらどうぞ」と置いておくくらいの距離感が、お互いに楽かもしれません。「食べなさい」と促すより、子どもが自分のペースで手を伸ばせる状態にしておく。そのほうが、夜中のやりとりがプレッシャーになりにくいという声もよく聞きます。

食卓は、栄養だけでなく「ほっとできる時間」

食卓は、栄養だけでなく「ほっとできる時間」

食事には、栄養を摂る以外にもうひとつ大切な役割があります。それは、張りつめた一日のなかで、ふっと力を抜ける時間になること。模試のことも志望校のことも一旦わきに置いて、ただ温かいものを食べる――その数十分が、子どもにとって思いのほか大きな支えになることがあります。

食卓で「勉強どう?」「今日はどれくらい進んだ?」と聞きたくなる気持ちは自然なものですが、食事の時間だけは話題を選んでみる、という選択肢もあります。たわいない話や、親自身の一日の話のほうが、子どもの肩の荷を下ろしてくれることも少なくありません。

まとめ:完璧な食事より、続けられる食事を

受験期の食事サポートで本当に大事なのは、特別なことを頑張りきることではなく、いつもの食事を無理なく続けられることです。エネルギーと栄養がゆるやかに整っていること、夜食は重くしないこと、食卓を安心できる時間にすること――この三つを意識するだけで、ご家庭の食事は十分に子どもの力になります。

とはいえ、受験そのものへの不安は、食事だけで解消できるものではありません。ご家庭だけで抱え込まず、第三者の視点を入れることも一つの方法です。勝つ塾では保護者面談を通じて、お子さんの学習状況やご家庭での関わり方についても一緒に考えています。気になることがあれば、いつでもご相談ください。