共通テスト英語リーディング 80分の使い方を3週間で固める:大問別タイムテーブルと練習法
結論:共通テスト英語リーディングで最後まで解き切れない最大の原因は「読む速さ」ではなく「時間配分の設計が曖昧なこと」です。大問別の目安時間をあらかじめ決め、3週間サイクルで体に叩き込めば、本番でも崩れにくいリズムが作れます。
4月になり、新高3生から「共通テストの英語リーディング、最後まで届かない」という相談が一気に増えてきました。100分から80分に短縮されたわけでもないのに、なぜ多くの受験生が時間切れになるのか。本記事では、大問ごとの時間配分の作り方と、それを定着させる3週間の練習メニューを具体的に紹介します。
なぜ「最後まで解き切れない」が起きるのか

共通テスト英語リーディングは、語数だけ見ても約6,000語前後と非常に多く、80分という制限時間に対して読む量が多いテストです。ただし、本当に問題なのは語数そのものではありません。多くの受験生に共通する、3つの原因があります。
原因1:大問ごとの目安時間を決めていない
「とにかく前から順に解く」だけでは、第1問〜第3問のような取りやすい設問で時間を使いすぎ、後半の長文(第5問・第6問)に十分な時間が残らない状態に陥りがちです。配点が高い後半に時間を残す設計が前提になります。
原因2:分からない選択肢に張り付いてしまう
どの設問でも「ここで決め切る」と粘ると、1問あたり数分単位のロスが積み上がります。共通テストは選択肢を絞り込むテストですから、「7割の確信で進む」基準を持っておくことが必要です。
原因3:本文の何を拾うか決めずに読んでいる
設問を見ずに本文を全部読んで、また設問に戻って探し直す。この往復が一番時間を食います。「設問→本文の該当箇所→選択肢」の順で動く前提にすると、無駄な往復が減ります。
大問別タイムテーブルの目安

まず、80分を大問にどう割り振るかの目安を示します。これは絶対値ではなく「最初に基準として置く配分」と捉えてください。実際には自分の得意・不得意で微調整します。
標準的な配分例(80分)
第1問(A・B):8分程度/第2問(A・B):12分程度/第3問(A・B):10分程度/第4問:14分程度/第5問:16分程度/第6問(A・B):18分程度/見直し:2分程度。
合計で80分ぴったりになるよう設計してありますが、実戦では誰しも数分はずれます。重要なのは「どの大問にどれくらい時間を使う前提か」を、解く前から自分の頭に入れていることです。
後半重視で組み直す場合
第5問・第6問の長文が苦手なら、前半を短縮して後半に時間を寄せます。第1問8分→6分、第2問12分→10分、と前半で4分ほど削り、第6問に18分→22分と回す形です。「自分は後半に時間が必要なタイプだ」と分かっているなら、前半は機械的に処理するつもりで臨みます。
3週間で時間配分を体に染み込ませる練習メニュー

時間配分は、模試で1〜2回試しただけでは身につきません。3週間サイクルで段階的に練習すると、本番のリズムに変わります。
第1週:大問単位で時間を測る
1日1〜2大問を選び、目安時間ぴったりで解く練習をします。第2問なら12分のタイマーをセットし、その時間で必ず終わらせる。終わらなくても切ります。「時間内に終える」感覚を、まず大問単位で作るのが目的です。
この週は点数より「時間どおりに切れたか」を重視します。終わらなかった大問は、翌日もう一度同じ時間で解き直します。
第2週:前半(第1〜3問)を通しで時間内に
第1問〜第3問を、合計30分前後で通して解きます。前半セットに慣れてくると「ここまでで何分使ったか」を自然に意識できるようになります。第3問終了時点で30分を超えていたら、第1〜2問のどこかで詰まったということ。原因を1つに特定しておきます。
第3週:80分通しを2回/週
最後の週は、80分通し演習を週2回入れます。1回目は時間配分どおりに進める練習、2回目は「想定外の難問が来たらどう逃げるか」の練習として使います。たとえば第4問で詰まった場合、何分で見切って第5問に進むかを事前に決めておく。本番で発生しうる「想定外」を、練習でひととおり経験しておくのが狙いです。
当日に崩さないための3つのチェックポイント
本番で時間配分を崩しにくくするための、最後の3つの確認事項です。
1.開始前に大問の目安時間を書き出す
問題冊子の余白に、大問ごとの目安時間(例:1→8、2→12、3→10…)を最初に書き出してから第1問に入ります。書く動作そのものが「自分の作戦」を意識化する効果を持ちます。
2.大問の終わりごとに腕時計を確認する
大問が終わるたびに、経過時間が想定どおりかを確認します。3分以上ずれていたら、次の大問で取り戻すのではなく「ずれを受け入れて配分を再設計する」のが正解です。取り戻そうとすると、選択肢を雑に切ることになり、結果的に失点が広がります。
3.残り10分で「全マークしている」状態を作る
残り10分時点で、すべての設問にとりあえずマークがついている状態を目指します。あとはその10分で、確信の薄かった問題に戻る。最後の1問が空欄、という最悪パターンを避けるための保険になります。
まとめ
共通テスト英語リーディングで最後まで届かないのは、読む速さの問題というより、時間配分が曖昧なまま本番に入ってしまうことが大きな原因です。大問ごとの目安時間を決め、第1週は大問単位、第2週は前半セット、第3週は80分通しという3段階で練習すれば、3週間でリズムは作れます。
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