英文法を10日で総復習する3ステップ:時制・準動詞・関係詞で高3が長文と英作文の精度を一気に上げる
高3の5月後半は、長文や英作文の点数が伸び悩む人ほど、英文法の土台が崩れています。文法書を最初から全部やり直す時間はありません。優先順位を「時制・準動詞・関係詞」の3つに絞り、10日間で総復習を終わらせるのが現実的なやり方です。本記事では、長文読解と英作文に直結する3つの文法分野を、3〜4日ずつ集中して仕上げるステップを紹介します。
なぜ英文法の総復習が5月後半に必要なのか

5月の模試で英語の長文や英作文の出来が安定しない受験生の多くは、単語や読み方ではなく文法の土台に穴があります。具体的には、時制の使い分け、to不定詞・動名詞・分詞の役割、関係詞の修飾関係といった「文構造を決める文法」が曖昧なままになっていることが多いです。
夏休みに入ると、過去問演習と志望校対策に時間を取られ、文法だけにまとまった時間を割くのが難しくなります。だからこそ、5月後半から6月上旬の今のうちに、最重要分野に絞った総復習を終わらせておくのが効果的です。文法書を1ページ目からやり直す必要はありません。10日間で「時制・準動詞・関係詞」の3分野に絞れば、長文と英作文の両方に効く土台が作れます。
ステップ1:時制を「使い分け」で復習する(3日間)

最初の3日は時制に集中します。現在形・過去形・現在完了・過去完了・現在進行形・現在完了進行形といった基本時制を、「いつ・どんな状況で使うか」という観点で整理し直すことが目的です。英文法書の時制章を1日1セクションずつ読み、各セクションの例文を声に出して音読し、和訳と英訳の両方ができる状態にします。
復習のポイントは、過去形と現在完了の使い分け、過去完了の「基準時より前」のニュアンス、未来表現におけるwill・be going to・現在進行形の違いの3点です。これらは長文中で時系列を正確に読み取る土台になり、英作文では時間軸の表現で減点を防ぐ要素になります。例文を10〜15個ストックし、自分の言葉で「なぜこの時制か」を説明できるようにしておくと、模試で迷う場面が大きく減ります。
ステップ2:準動詞を「役割」で整理する(3日間)

次の3日は準動詞、すなわちto不定詞・動名詞・分詞の総復習に充てます。準動詞は高3で穴ができやすい分野の代表で、長文の構文把握と英作文の表現力の両方を決定づけます。覚えるべきは「形」だけでなく、文中での「役割」です。to不定詞なら名詞用法・形容詞用法・副詞用法、動名詞なら主語・目的語・補語、分詞なら名詞修飾・分詞構文という分類を、それぞれ例文セットで定着させます。
復習の進め方としては、文法書の準動詞章を1日1テーマ(不定詞・動名詞・分詞)に分け、章末問題を解いたあと、間違えた問題と例文をノートに書き写します。さらに、その例文を「日本語→英語」で再構築する練習を1日10題加えると、英作文での運用力が一気に上がります。「動名詞しか目的語に取らない動詞」「不定詞しか目的語に取らない動詞」のリストは、模試の文法問題と英作文の両方で頻出のため、暗記カード化しておくと効率的です。
ステップ3:関係詞を「文構造」で復習する(4日間)
最後の4日は関係詞に充てます。関係代名詞・関係副詞・関係詞の制限用法と非制限用法・複合関係詞といった項目を、「先行詞と関係詞節がどうつながるか」という文構造の観点で整理します。長文読解で関係詞節を見抜けないと、修飾関係を見落として誤読する原因になります。英作文では、関係詞を使えるかどうかで表現の幅が大きく変わります。
4日間の進め方は、1日目に関係代名詞(who・which・that・whose)、2日目に関係副詞(when・where・why・how)、3日目に非制限用法と複合関係詞、4日目に総合演習とします。各日とも、例文を10題以上音読し、関係詞節の先行詞と修飾関係を矢印で図示する練習を取り入れます。長文中で関係詞節が出てきたときに、先行詞を即座に特定し、文の主節と従属節の構造を見抜けるかが得点差につながります。
10日間の進め方と長文・英作文への接続
10日間を「時制3日・準動詞3日・関係詞4日」で配分し、毎日90〜120分を文法に投下するのが目安です。朝の30分で前日の復習、夜の60〜90分で新規項目という形にすると、忘却を抑えながら進められます。10日目には、3分野を横断する総合問題を1セット解き、自分の理解度をチェックします。
総復習が終わったら、すぐに長文と英作文の演習に接続します。長文を読みながら、復習した3分野の文法項目に下線を引き、構文把握の精度を確認します。英作文では、解いた問題の模範解答を写経し、自分の答案で使えなかった時制・準動詞・関係詞をストックしていきます。文法は「覚えて終わり」ではなく、長文と英作文の中で使えて初めて得点になります。10日間の総復習をきっかけに、夏休み前に英語の点数が安定し始めます。
まとめ
英文法の総復習は、5月後半から6月上旬の今が最後のまとまった時間です。「時制・準動詞・関係詞」の3分野に絞り、10日間で集中的に仕上げることで、長文読解の精度と英作文の表現力が同時に伸びます。文法書を最初からやり直す必要はありません。優先順位を決めて、今日から動き始めましょう。
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